23話「みられちゃった・・・・・・」 (原作未読)



○部屋で寝込んでいる式森和樹の周囲に散乱するもの
   宮間夕菜・風椿玖里子・神城凜の3人が、和樹のために何とかしようと努力した跡なのだろう。
      夕菜:おかゆ   玖里子:ドリンク剤   凜:イモリの黒焼き   といったところか。


●絶好のタイミングでの山瀬千早の再登場の、ご都合主義は気にすまい...


・和樹は危機的状況
   灰が約1人分不足しており、幽霊でも人間でもないとても不安定な状態である。
   このままでは、精神と肉体の間で拒絶反応が起こり、この世から完全に消えてしまう。


・灰の行方を突き止めるために和樹の記憶をさぐる、紅尉晴明+4人娘
   ・灰は、和樹が思いを寄せた人のところにあるため。
   ・4人娘は、それぞれ自分の知らない和樹の姿と、自分がどのように見られていたのかを知る。
      ○4人娘の反応は、見ていて楽しかった。
      ●第三者の視点の物が多いのは...
         和樹の記憶の中であるから、和樹の視点で統一してほしかった。
            状況がわかりにくくなるかもしれないが、
            これまで視聴を続けてきた人が対象ならば、充分に補完できるだろう。
   ・2つに別れた灰の流れの先に...
      幼い頃の「和樹+夕菜」・「和樹+千早」
      夕菜と千早はほぼ同じ格好
         違いは、帽子のリボンとはき物の色くらい?
         髪毛と目の色を別にすれば、顔も同じように見える。
      和樹は真夏に雪を降らせた。(同時?別々?)
      夕菜&千早:「大きくなったら、私、あなたのお嫁さんになってあげる。」
      ●どうにも意味がよくわからない...
         パラレルワールドというわけでもないし...
         2人で1人分の灰ということだけど...


・究極の選択
   灰を戻す   →  人間に戻る。記憶をすべて失う。
   灰を取り出す→  幽霊に戻り、2度と人間に戻れなくなる。記憶は残る


      紫乃:「私の知っているあの人は、もう2度と、2度と戻ってきてはくれない。」
      夕菜:「たとえ記憶がなくなっても、和樹さんは和樹さんです。」


      千早:「私の知ってる『和樹』と、私の知らない『和樹君』、か...。」(記憶をたどる中で)
         微妙な違いだが、引っ越しによって和樹との心の距離も開いてしまったと感じているのだろう。
         和樹のそばにいられないので新たな記憶を積み上げることができないことも、抵抗感の原因?


   ●和樹の意志は確認しなくてもいいのか?
      非常時とはいえ、勝手に記憶をさぐることもプライバシーの侵害にならないか?
      最終回では多分...


紫乃
   ・過去の記憶
      恋人が自分のために魔法を使い、灰になった。
      灰を戻して復活するが、記憶を失っていた。
      自分はすべて覚えているのに、恋人は...
      そして、恋人は別の女性と結ばれてしまった...


   ・同じような悲しみを他人に味あわせないようにする事を、自分の「仕事」とした?
      21話で「仕事」という発言が出た時は、誰かの依頼でやっていると思ったのだが...

         今回の流れからすれば、こういうことだろう。
         兄への、過ちをくり返すのかという問いかけも、ここからだろう。
   ・しかし、完全に幽霊にしてしまうことに対する迷いもあるようだ。


・紅尉兄妹は何歳?
   ・回想シーンは、平安時代のような雰囲気だった。
      歴史が私たちの現実と同様であるなら、1000歳以上になりそうだが...
      魔法の力で若さを維持しているのだろうか?
         それなら、魔力の消費量にはすさまじいものがあると思うが...
         自分たちの魔力を使わずに、他人に魔法をかけてもらい続けるしかないか?
            (これだと、なんとなく、邪悪の匂いがする。)
   ・まぶらほの世界では、私たちの現実とは違う歴史・文化史を持つ可能性もある。
      魔法の存在が、学園での授業内容にも関係していた。
      宝石の雰囲気も平安時代のような昔のものとは思えない。
         とすれば、もっと年代的に近い可能性もある。
   ・その他の可能性(思いついたことの一部)
      ・魔法によって時を越えた?
         「悲しい思い出から逃れるため」では、宝石を持っていることとは相容れない。
         事故的なことが原因だろうか?
      ・前世の記憶を持って転生した?
         宝石の存在の問題はあるが、前世の記憶に従って再入手は可能だろう。
      ・幽霊に見えないほどの存在感を持った幽霊?
         幽霊であれば、年をとらないだろうから。
      ・吸血鬼?
         狼男も存在する世界だし。
      (魔法の存在する世界なので、なんでもありだ)


・尋崎華怜
   20話で学校に弁当を届けに来た時に、紅尉兄妹とは顔見知りのようだった。
      今回の行動を見ると、晴明の助手をしていたようだ。
   最終回で、喪服の意味などは語られるのだろうか?
      和樹と夕菜のプライバシーについて、色々なことを知っていたことも。


○あれ、エンディングの女の子が千早になってる。
   芸が細かい。


・最終回の予想
   和樹が人間に戻り記憶も残るというハッピーエンドになると思うが...


   ・千早の決心は、おそらく和樹の一言から。
      「絶対忘れないよ。約束するよ。」とかで


   ・どうやって両立させるのだろうか?
       魔法で記憶を戻すことは可能か?
          ・和樹本人の魔力 → 記憶なしでは、思い入れがないので、魔法が発動しないだろう。
          ・4人娘(+α)で魔力を集中してではないか。