第50話「最後の対決」(最終回)



○全体的にしっとりとして、よくまとまった最終回だった。


○天馬博士
   過去の回想の中で、トビオ・アトムとの関係が一つ一つ明かされていく。
      (その中での博士の心の動きも。)
   3回目の否定によって、博士は死を最終的に決意する。
      (元々死ぬために科学省に侵入したようだ。)
   最後に博士を救ったのは、アトムの無償の愛*1だった。


   普通、このような説明セリフの連続は、私の好みではないのだが、
      今回の丁寧に重ねられていく回想シーンでは、ほとんど気にならなかった。
      (息子にとっては、今回は、よく意味が分からず、かなり退屈だったようだ。)


○AIロボットの人間に準ずる権利を認める法律が成立。
   「どの程度の心を持ったロボットに適用するのか」等の問題はあるだろう。
   ロボットの寿命の問題もあり、対象となるロボットはどんどん増えていくだろう。
      何らかの生産*2制限も必要になってくるのだろうか?
   反ロボット主義者の問題もある。
   しかし、この世界では、最終的に、ロボットと人間の幸せな共存のできる時代がきっと来るだろう。


○エンディングの歌詞が明るいもの(2番?)に変わっていた。
   「涙」→「笑顔」等
   このために、先週は旧エンディングの曲を使っていたのか。
   そして、最後に振り向いた先には...
      ああいう場面だったのか。



*1:アガペー

*2:と言ってよいのだろうか?