第23話「光の中に」
・食糧不足
トビハネに逃げられるカオル
川の氷が分厚く魚も取れない。
芋と干し肉のスープが多いが、ほとんど具はない
○ハワードの「パグーのステーキ」発言
1人だけ本気にするアダム。
他のメンバーは冗談と思っているようだ。
「なら、まずパグーを仕留めて見ろ。」と突っ込みたい。
●メノリだけは、万一の場合も考えている...
・再び狩りに出るカオル、後で探しに出るルナ。
○通常なら、探しに行くのはベルになるところだが、足をくじいたという伏線から、ルナが出る。
自然な流れになっている。
●カオル・ルナとも、気温が低い中に出て行けるような装備ではない。
特にカオルは半袖
トビハネに簡単に逃げられたのも手がかじかんでいたせいではないだろうか。
気温がかなり低いのに、息が全然白くなっていないのも変。
○メノリ
完全にリーダーになっているようだ。
足をくじいたベルの料理当番を代わるなど、周囲への心配りも。
2重遭難を避けるなど、冷静な判断はさすがである。
●冷酷になりすぎなければよいが...
○ベル
さりげなく火種と油を提供。
2人の生還への功績大。次点は、食べ物を持たせたメノリ。
○カオルの過去
写真の少年(ルイ)は、カオルが初めて負けた相手だった。
カオルは、1万人以上の中から選ばれた160人の宇宙飛行士訓練学校の生徒の1人だった。
5年間の課程の中で生徒は年々半減し、5年目には10人になっていた。
あらゆる面でカオルを上回り、他人に対しても優しくはげますルイ。
それを、カオルは点数稼ぎと思っていた。
最終的に選抜されるのは1人といううわさ。
同級生は、カオルが統率力と協調性に欠けると考えている。
最終訓練は、2人乗りの小型宇宙船の操縦。
スターダストに飲み込まれるが、カオルは意地を張り操縦を続ける。
隕石が衝突し、ルイは、破損した壁から船外へ吸い出される。
はじめはカオルが手をつかんで止めていた。
ルイはこのままでは持たないと判断し、手を振りきる。
ルイ:「カオル。僕の夢、君に託したぞ。」
学校では、わざと手を離したとうわさされ、カオルは学校を去った。
○現在のカオル
後悔と自分自身への疑問。
ルイが操縦していれば、抜けられたのではないか...
無意識の内に、手を離したのではないか...
カオル:「あいつを殺したおれが、光の中へ出ていいはずはない。」
カオルが他者と距離を置き、孤高を保とうとした原因がはっきりした。
自分の気持ちをさらけ出し、ルナの胸で涙を流し...
崖での危機を乗り越え...
ルイの最後の言葉が「生きろ」であったと納得し...
ルナ:「仲間が来たわよ。行こ!」
初めて見せる心からの笑顔。
○ていねいなエピソードの積み重ねで、なぜカオルが今のようになったかが解き明かされた。
●カオルは14歳。
ということは、宇宙飛行士訓練学校在学年齢は、9歳〜14歳?(8歳〜13歳 かも)
いくらなんでも幼すぎないか?
最終訓練も、生徒だけでなく緊急時のために、指導者の乗船も必要ではないだろうか。